遺産相続手続きや節税の方法を税理士が解説|相続お助け110番

不動産をスムーズに相続するのは難しい?

相続財産の洗い出しが終わり、相続人との協議によって遺産分割が確定しました。

そして、いざ相続手続を進めようとした時にありがちな問題があります。

まずは、先代の登記が完了しておらず、今回亡くなった方の名義になっていないという問題。

これは名義を変更してからでないと登記ができません。

次に、相続財産である不動産を相続人と共有にしている場合、謄本上に登記されている相続人の住所が現在の住所と異なっている場合です。

事前に謄本を確認しておけばよいのですが、謄本を確認せずに進めてしまうと、思わぬところで手続に時間がかかってしまいます。

それでは、分割においてなぜ不動産が問題になりやすいかみていきましょう。

 

相続で特に問題になりやすい「不動産」

特に問題になりやすいのが、大きな財産が不動産という場合です。

土地や建物は比較的高額になりやすい反面、現金のように物理的に分けることが難しい物でもあるので、どのように分けるかという事が問題になりやすいのです。

一緒に住んでいた人に譲ろうとしても、他の人が納得せずに結果的に売却しなくてはならないというケースも多くあります。

もし自分でこうした土地や建物を持っている場合は、亡くなった後どうするかという事を考えておく必要があります。

遺言を残しておくと分け方での争いが少なくなるでしょう。

不動産(土地や建物)が高額な分、税金も高くなる

特定の人に不動産(土地や建物)を譲るなら、その代わりに他の人には別の財産を譲ることにしておいたり、不動産を売却してその金銭をみんなで分けるようにするなど処分の仕方を指定しておくことが出来ます。

遺言の書き方にはルールがありますから、しっかり確認して進めていきましょう。

不動産(土地や建物)は高額なものが多いため、思った以上に相続税などがかかることがあります。

税金を支払うために相続したものを売却せざるをえなかったり、物納したりといったケースも珍しくありません。

あらかじめ税金がどれぐらいかかるのかなどを試算しておくとスムーズに進められます。

遺言書がない場合、遺産分割協議書を作成

そして上記のように遺言書がない場合は、相続人全員で話し合いをして誰の名義にするか決めます。

話し合った内容を記載する「遺産分割協議書」を作成しましょう。

誰がどれをどのくらい相続するか話し合う場は全員同じ場所にいなければいけないという決まりもありませんし、電話やメールなどで行うことができますが、遺産分割協議書を作成する際は以下の点に注意する必要があります。

上記2点が記載されていない場合、無効となって作り直す必要が出てきますのでご注意ください。

以下のページにさらに詳しい記載項目が紹介されておりますので、ご参考にしてください。

不動産登記は財産を引き継いだ時点がおすすめ

また、不動産特有の登記手続きについても考えておかなくてはなりません。

登記は義務ではありませんが、権利関係を正しく示すために必要なものです。

もし売却する際にはあらかじめ引き継いだ人に対しての不動産登記をしていく必要がありますから、不動産売却時のことを考慮し、財産を引き継いだ時点で不動産登記をしておくことが望ましいです。

すぐに動かさないからと放置しておき数次にわたって相続が起こるようなことになれば、関係者の数が膨大になり、後々売却したいと思った時に手続きが全く進まないという事もあるのです。

不動産(土地や建物)を相続する際ミスがないスムーズな相続を希望するなら、専門家に相談を

その都度やるべきことをこなしておくことがポイントとなります。

上記で述べたように、不動産相続にまつわる手続きは多岐にわたります。

概要だけでも早めにつかんでおくようにしておきたいものです。

不動産(土地や建物)相続の手続きや遺言書の書き方などどのように進めれば良いかご不安な方は、専門家に相談すると良いでしょう。

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