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遺族のために!少しずつ進めたい生前整理

自分が人生の終わりを迎えた時、遺族がなるべく困らないようにする事、また自分の終末を自分自身で決める事、それが終活の役割として広く知られています。

少しずつ時間をかけて身のまわりの物を整理して、身も心も軽くなった状態で人生の最晩年を迎えられるようにするための活動です。

このような整理は、近年では生前整理という名称でも知られていて、高齢になる本人だけではなく、その子どもたちも含めて協力して取り組むべき行動だと認知されるようになりました。

身のまわりの物を整理することは、広い家に住んでいる人ほど重要です。

収納スペースが広い分、物が多い傾向にあるからです。

また、遺族には価値がわからない物が収納してある可能性も高いため、持ち主が率先して整理作業に加わる必要があります。

生前整理をする時のコツ

具体的な整理作業に入る前に理解しておきたいのは、「一気に作業を進めない」ということです。

家の中の物が急に少なくなると、さびしい雰囲気になってしまいます。

最低限の家財道具だけで生活することが生前整理の目的ではありません。

老人ホームへの入居が決まったなどの事情がない限り、少しずつ、かつ着実に作業を進めるようにしましょう。

生前整理するにあたり、まず着手したいのは食器(調理器具)類と衣服です。

日常的に使わない食器(調理器具)は処分対象です。

また、スーツ(ネクタイ)や着物は着る機会が少ないでしょうから、冠婚葬祭用をのぞいて処分の対象になる物が多いと考えてください。

「捨てる」以外の選択肢を考える

「物を整理(処分)する」と聞くと、どれも大事に思えて決断しにくいかもしれません。

「残すか・捨てるか」と考える前に、「新しい持ち主を探せないか」と考えましょう。

知人に譲ったり、中古品の販売業者に買い取ってもらうこともできます。
ご自宅まで訪問してくれて、無料で査定も行ってくれる業者も多いので利用してみてください。

比較的新しい品、保存状態の良い品であれば、新しい持ち主が見つかる可能性があります。

どうしても整理の是非を決断しにくい時は、「その品を過去3年以内に使う機会があったか」を考えてみてください。

3年以内に使わなかった(その品を意識しなかった)なら、おそらく今後も使いません。

思い切って処分しましょう。

あまり使わない品だけど、捨てるのはためらわれる

使ったけれど回数がかなり少なく、処分がためらわれる品は、別に用意したダンボール箱に収納してください。

収納した日付を書いておき、1年が経過しても使わないなら処分しましょう。

農業を営んでいた場合

趣味または兼業として農業をやっていた場合は、農作業に使った機械(田植え機、稲刈り機など)の整理も進めましょう。

高齢になるほど機械が必要な農作業からは引退しているでしょうから、必要な物かどうかの判断がしやすいはずです。

「自分はもう使わないけど、誰か他に使う人がいるかもしれない」という場合は、インターネットで無料で査定してくれるサイトもあるので、試しに査定してみるのもいいでしょう。

生前整理のメリット

生前整理をする事で懐かしい写真や思い出の品が見つかったり、広くなった我が家で気持ち良く過ごす事ができます。

また、生前整理は1人では難しい場合もあります。

子どもや孫と一緒に、賑やかに生前整理をするのも楽しいですね。

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