遺産相続手続きや節税の方法を税理士が解説|相続お助け110番

「終活」という言葉は残りの人生を謳歌するために作られた言葉

物事には終わりがくる。
それは人の命だけではなく、この世に存在するもの全てに言える事です。

客観的に見ればそれは「当たり前の事」なのですが、いざ自分の人生の事になると受け止めきれずに悩む方が大勢いらっしゃいます。
しかし、それでは残りの人生を楽しむ事は難しいです。

そんな時は考え方を180度変えてみることが必要になってきます。

たったこの二つの考え方に変えるだけで人生を有意義に過ごすことができるようになります。

そしてこの考え方を元にして作られたのが「終活」という言葉です。
これは人生の終わりを自分らしく迎えるために、自分自身で人生の終末をデザインする活動のことを指します。

終活は心とモノの整理

例えば、遺品の整理や葬式の方法、お墓をどうするか、遺産はどうするのか、遺書は残すのか…やることは山積みです。
これらのことを一つ一つ行うことで今までの人生を振り返ることもできますし、残りの人生をどう生きたいかという気持ちの整理をつけることができます。

身のまわりの物の整理は生前に少しずつ行っておきましょう

まず所持品の整理ですが、これは生きている間から少しずつ整理していくと、急なことがあったとしても整理をつけやすくすることができます。

次に葬式はどのようにしたいかですが、現代の葬式の方法は様々です。
簡単なことでも規模の大小が挙げられますし、細かいことでいえば、葬式に使う写真はどうするかなどが挙げられます。

生前に遺影を撮影しておく事で安心して老後を送る事ができる

自分の顔を見てもらう最後のタイミング「遺影」。
この「遺影」に使う写真で悩まれる方もいます。

生前の公的証明書の写真などは簡単に準備出来ますが、人に見せることを嫌がる人も多いと思います。
そこで葬式の際に使う遺影用の写真を、プロのカメラマンに撮影してもらうという人が近年増加しています。

「趣味である釣りの時の格好で撮影して欲しい」や「モデルみたいにキラキラした表情で撮って欲しい」など要望は様々です。
中には、若いころの写真を遺影に使いたいという方もいらっしゃるようで、40代前半頃に撮影を依頼される方も増えています。

お墓も素材や供養方法など自分で好きなものを選べる時代

また、お墓のタイプも様々です。
石造りの立派な墓にするのか、永代供養墓にするのか、納骨堂という選択肢もあります。

終活で有用なエンディングノートを活用しましょう

こうしたことを一つずつ整理していくために終活で有用なものとして、エンディングノートがあります。
このエンディングノートは終活でしなければならないことを1つずつ埋めていき、頭の中を整理する為のノートです。

このノートを活用することにより、囚われていた頭の中をすっきりすることができるようになります。
また、残りの余生を楽しむためにできることから始めようという意思確認の方法にもなります。

このようなツールの活用は“終活は縁起が悪いわけではない”という事、そして残りの人生を“どのように生きていきたいか”を考える事に繋がる、とても有意義なことです。

終活の一環!相続を「争続」にしないために

相続対策を何もしていなかった場合、相続人間で相続争いが起こる場合があります。

例えば、居住用の不動産や、賃貸アパートは今後の生活の礎を次世代に引き継ぐ役割を果たします。

単純に税額を抑えることに注力してしまうと、後になってから相続人間でのトラブルにつながることが多々あるのです。

将来的な相続を念頭に置いて、その後の生活を守っていくことが「いい相続」になります。

では、「いい相続」をするためにどのような事をすればいいのでしょうか?

節税(相続対策)するための手順

まずは全体の財産を把握する必要があります。

具体的には不動産、預貯金、有価証券などの資産に関しては現時点での財産評価を実施するだけではなく、
借入金などの負債に関しても把握する事が「全体の財産を把握する」という事になります。

そうする事で相続税額の試算が可能です。

現状の相続税額が算出できたら、土地活用や数次相続対策などを念頭に置いた節税プランを作成しましょう。

また、節税だけではなく、先程例に挙げた「居住用の不動産をどのように相続させたいか」など、相続人の将来的に効果的な相続プランを考える事も大切です。

ここまでの相続対策を一人で行うには時間も労力もかかります。
煩雑な計算なども必要です。

そこで相続の専門家に依頼するという事も選択肢の一つとして考えておきましょう。

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