遺産相続手続きや節税の方法を税理士が解説|相続お助け110番

最近、「終活」というものに目を向けるご年配の方が多くなってきています。

中でもエンディングノートは自分が亡くなった後に家族へ遺す最後のメッセージともいえるものです。

最近では雑誌やテレビなどのメディアでも多数紹介されたということもあって、書店やネットで簡単に購入をする事ができます。
相続に関する相談会に行くと、無料でエンディングノートをもらえる事もあります。

中には「自分が亡くなった時のことを考えるなんて不謹慎」「縁起が悪い」という考え方もありますが、遺された遺族にとっては亡くなった方が「亡くなった後にどうして欲しいのか」がわからないと心の負担が大きくなる事もあります。
ですので、もう本人に直接聞けない環境の中、終活でまとめたメッセージを見て「本人が望んでいた事を知る」という事は、とてもありがたいと感じる方もいらっしゃるのです。

日本では古くから故人の遺志を尊重し、大切にする風習や文化があります。
遺族のためにエンディングノートを遺しておくと、自分に万が一のことがあった時に役立つアイテムとなり、遺族の助けになり得ます。

では、どのようにエンディングノートを綴ればいいのでしょうか。

エンディングノートの書き方・内容

内容①家族や友人への手紙

エンディングノートの書き方は人それぞれ違います。
代表的なものを挙げれば、まずは家族や友人への手紙、お世話になった人への最後のメッセージとしてノートに書いておく人が多いです。

内容②資産について

2つ目は、資産について、人が亡くなるときは資産の把握がとても困難です。
事前に自分でまとめておくと家族の人たちの事後処理がとても楽になるので書いておくことをおすすめします。

内容③介護について

3つ目は、介護が必要になった場合に備えてのメッセージ、介護が必要になった時に自分の意思がきちんと提示出来るかどうかはわかりません。
事前に書いておくことでいざという時どこに入院したいのかなど自分に合った介護プランを家族に伝えることが可能です。

内容④葬儀について

4つ目は、自分が亡くなったあとにどうしてもらいたいのか書きます。
大々的に葬儀をやってもらいたいのかそれとも、こぢんまりと家族だけでやってもらいたいのかなど自分の意見を書いておきます。

事前に料金を支払っている場合はその旨を書いておくと残された家族があたふたしないで済むので便利です。

⑤その他

その他にも、自伝のように今までの自分の人生を綴ってみたり、家系図を書いておいたり、自分の今まで撮った写真を貼り付けてみたりしている人もいます。
また、自分の死後、遺された人たちに向けてエンディングノートを書くだけでなく、「自分が定年後どのようなセカンドライフを送りたいのかまとめておく」といった自分の意思を再確認するのにもエンディングノートは利用できます。
安心して自由な老後の生活を送るためにエンディングノートを書く事で、改めて自分の老後の生活について考えてみる良い機会になります。

エンディングノートを遺しておく際の注意点

ただ一つ気をつけておかなければならないのはエンディングノートは遺言書と違って法的拘束力がないという点です。

どのように遺産を分配したいのか書いてもそれがきちんと守られるかどうかはわからないので注意してください。
逆に考えると、遺言書と違って法的な拘束力が発生しないので、自分の意思を気軽に文章として表せるという点においてエンディングノートのとても大きいメリットと言えます。

自分の意思を気軽に書き遺せるという特性から、エンディングノートは一度書いたらそのまま大切に保管しておくというよりも、必ず記載内容について定期的な見直しをするようにしましょう。

エンディングノートを作成するのはとても大変な作業です。
一人で作るのが大変であれば終活をサポートしてくれる機関やイベントもあるので利用するのも一つの手といえるでしょう。

この記事のキーワード




関連する記事


相続お助け110番
相続専門の税理士チームが執筆・監修を行っています。